図面管理・電子配付システム

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背景及び目的

当顧客事例では、設計部門で図面が承認されると、管理部門で通知書に記載された配付先をチェックし、コピー配付が行われていました。このため、配付にかかわる手間と相当なコストが発生し、特に海外工場では図面が手元に届くまでに相当な日数がかかっていました。

図面管理・電子配付システムでは、図面データを電子化すると同時に、配付先情報をあわせて管理することで、Web上での電子配付を実現し、出図リードタイム、ひいては開発リードタイムの削減を目的として構築しました。
配付先毎の図面授受は、ISO監査対応に備えシステムで履歴管理されています。

システム概要

図面管理システム

当システムはWEBアプリケーションです。各サーバのソフト及び開発言語は以下の通り。
サーバ データベース Windowsサーバ
Oracle
WEBサーバ(拠点毎) Windowsサーバ
WebLogic または Tomcat
開発言語 Java / VisualBasic / VC

主要機能

発行図面自動登録
  • PDMで発行された図面を発行通知(新図・設変)とともに自動登録します。
  • エクセルで作成された発行通知の配付先情報を自動で読み取り、配付先情報も併せて取り込みます。
配付先工場への図面電子配付/受領
  • 図面は発行単位で、配付先工場に電子配付されます。メールでの同時通知も可能です。
  • 工場側では、Web画面上で受領内容を確認し、受領処理します。受領後、図面を閲覧・出図、またはダウンロードできます。
  • 管理部門では、各工場での受領状況を一覧で確認でき、設定期日までに受領がない場合は自動督促が可能です。
図面管理機能
キーワード検索、閲覧、出図、ダウンロードの図面管理機能を有します。
これらの図面管理機能は、他システムからWeb連携で呼び出しできます。
アクセス権限管理
図面は利用権限に応じて適切にアクセス制御されます。設計部門は発行図面はすべてアクセス可能。工場は配付図面のみ/受領日から一定期間のみアクセス可能など。